販売を休止していたセロー250の実車が、報道陣の前にお目見え。テールランプ周り、キャニスター装着だけかと思いきや、細かい部分が環境対応にあわせて変更されていた。

画像: 新型セロー、詳細レポート。O2センサーにAIキャンセル、走行フィーリングもブラッシュアップされているはず

環境対応に、電子制御が大きく作用している模様

画像1: 環境対応に、電子制御が大きく作用している模様

ヤマハの発表にはないけれど、まずO2センサーらしきものがエキゾーストパイプに付いていることに加えて

画像2: 環境対応に、電子制御が大きく作用している模様

エアインダクションに蓋をされてキャンセルされている形。

つまりはO2センサーなどで電子制御を介入させることで環境性能を向上し、結果的にエアインダクションが不要になったようだ。セローといえば、発売以来SP忠男のパワーボックスがとても好評で、まずは出力アップにパワーボックスを装着するライダーも多かったけど、このあたりの事情は少し変わってきそうな気配。

画像3: 環境対応に、電子制御が大きく作用している模様

エンジン左側は、キャニスターが新設。蒸発した燃料を外気に排出しないための措置。

旧型より表記上の馬力が上がっているが、こちらは計算上の都合であって出力自体に変更はないとのこと。Off1.jp編集部としては、センサー類の変更によって多少のパワーフィールの違いは出てくると踏んでいる。ただし、どちらかといえば二次エアを利用するエアインダクションを使用しないことで、よりリッチな乗りごこちになっていることを期待したい。

スタアイリッシュなLEDテール

画像1: スタアイリッシュなLEDテール

最もわかりやすい変更点が、テールランプ。LEDに変更され、見ての通りブラッシュアップされたエクステリア。セローはテールが尖らずに下に垂れ下がるスタイルを初期型から続けてきたが、このタイミングでフェードアウトすることになった。

画像2: スタアイリッシュなLEDテール

セローらしいのは、旧型かもしれない。でも、新型の未来感や視認性も、捨てがたい。

画像3: スタアイリッシュなLEDテール

手前が新型だ。この形状を採用した理由は、ナンバーの取り付け角度が法律で変更になったことに他ならない。

変わらないセロー感

画像1: 変わらないセロー感
画像2: 変わらないセロー感
画像3: 変わらないセロー感
画像4: 変わらないセロー感
画像5: 変わらないセロー感

新型セローを目の前にすると、いかにセローが愛されてきたかが身にしみる。いま、オフロードレーサーは4年ごとに外装を含めて形が変わり、毎年マイナーチェンジではあるものの進化が進んでいるものだ。でも、セローは結局の所、今回も大きく変更されることがなかった。

個人的な話になるけど、僕は第6世代である初代セロー250が2005年に出てきたとき、何かが違うなと思っていた。新型セローはそれまでの225と比べて圧倒的に走りすぎたし、その差はトレールとレーサーくらいの差があった。スムーズにまわるエンジン、レスポンス、どれをとってもセローだと思えなかった。

もやもやしたまま10年ほどたった頃にツーリングセローで北海道を旅して、意識が変わった。セローの芯たる「マウンテントレール」の部分は何も変わっていなかったし、むしろその山へわけ入っていけるだけの懐の深さは前モデルを上回っていた。レスポンスは鋭くとも、グリップを失うものではない。大柄に見えても、実際は軽い。ただただ、2005年に手に入れたのは汎用性だ。セロー225はマウンテントレールとして突き詰められていて、おおよそ高速を使って1日で東京から青森まで行こうなんて思えなかったし、ある意味尖ったバイクだった。セロー250なら、それができる。山くさくないスタイリッシュな外観は、街中にも映える

そんなこんなで、2017年、欲しくなってセロー250を買った。今回、新セローを目の前にしたら新しいセローが欲しくなるかと思ったら、これはまた別の話だった。優れたレーサーは、さらに優れた新型に乗り換えたくなる。でも、セローには、個人のスタンダードになれる力があって、新型だろうと旧型だろうと、セローブランドを所有することにとても大きな意味がある。

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