北海道の林道には、なぜか独特なロマンと匂いが漂っている。本州の林道は、その名の通り「林業」で伐採した木材を運ぶための「運搬用」道路か、それに付随した「治山」のための道路である。これに対して北海道の林道は、その昔の地域と地域、あるいは平野と平野を結んだ言わば開拓の道。幅広いアスファルトの新道が開通するまでの古き良き時代の、歴史を物語る”オールドトレイル”と言う訳なのだ。

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「旧道」にはその時代時代の人々の想いや歴史がある。更には越え行く「峠」を境に、変化する気候や風土との出会いに、旅人は不安と期待(ロマン)を交差させながら、直向きに逞しく往来をしたものだ。

石狩平野と北見平野を結んだ「石北峠」、日高平野と十勝平野を結ぶ「日勝峠」などがその良き名称の例だが、伴う気候・風土も内陸部から峠を越え、風通しの良い海岸部へ至って、空の色も気温も一変して、人々の生活ぶりにも大きな変化が見られた。

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